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フィジー:生活習慣病対策プロジェクトフェーズ2

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ODA(The Project for Prevention and Control of Non-Communicable Diseases Phase 2)

国名 フィジー
事業 技術協力
課題 保健医療
協力期間 2022年4月〜2026年4月

プロジェクト紹介

フィジーでは、糖尿病や心血管疾患など非感染性疾患(NCDs)に起因する死亡や障害は増加傾向にあり、感染症からNCDsへの疾病転換が急速に進んでいます。同国保健省は、「年間実施計画2020-2021」、「国家戦略計画2020-2025」等を策定し、主要NCDsの有病率や危険因子の低減等を目指して、包括的なNCDs対策を推し進めています。このような状況の下、日本政府は同国のNCDs対策を強化することを目的に、動機づけ面接法(MI)(注1)の習得を通じた医療従事者の能力強化を中心に支援しました。また、MIはNCDsだけでなく既存のカウンセリング(家族計画カウンセリングや低栄養・過栄養児のための栄養カウンセリングなど)への応用など、他の健康課題に対する医療従事者の対応能力の強化にも貢献し、同時にカウンセリングを受けた患者の保健サービス満足度やヘルスリテラシーの向上にもつながりました。しかし、ウェルネスクリニックシステム(注2)の包括的な体系化や職場健診の本格実施までには至らず、また、同国政府の予算措置、医療従事者の確保等の課題もあり、国家レベルのシステムとして根付かせることができませんでした。
この協力では、フィジー全土において、NCDs対策に従事するプライマリーレベルの医療従事者の能力強化および職場健診システムの確立を目指すことにより、持続的なNCDsの予防、コントロールの強化を図り、フィジー全体のNCDsの管理の状況が向上することに寄与します。
(注1)動機付け面接法(Motivational Interviewing):相談者中心のカウンセリングアプローチに基づく面接手法で、一方的に指示をするのではなく、相談者自らの行動変容を促すことを目指すもの。
(注2)Wellness Clinic System:健診結果のフォローアップシステムであり、基準に基づいて、再健診や通院指導などを実施している。

プロジェクトのウェブサイト

事業評価

評価結果

(出典:外務省ODAホームページ、JICA)

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