ODA(Project of Professionalization of Police for People and Peace Phase 2)
- 国名 コンゴ民主共和国
- 事業 技術協力
- 課題 ガバナンス
- 協力期間 2021年3月〜2025年4月
プロジェクト紹介
コンゴ民主共和国は現在でも紛争地域を抱え、全土に国の統治が及ばず、長引く紛争による脆弱な財政基盤、非効率な行政機構、膨大な貧困人口等の深刻な課題を抱える紛争影響国です。他方、世界有数の資源国であり、広大な国土や若年人口層の多さから、今後の成長のポテンシャルは極めて高いとされています。このような潜在的な成長要因を活用し、包摂的な経済成長の構築のためには、全土にわたる平和と安全がその条件のひとつとなっています。そのため、治安の維持、国家警察改革の加速化が国家開発計画の目標として掲げられ、国家警察においては、警察官の能力強化、定期的な研修の実施が具体的な計画として掲げられています。日本は、2004年以降警察官に対する研修の実施を支援し、一定の成果を上げたものの、訓練を受ける機会のないまま業務に従事している警察官はまだ多く存在し、国家警察により自律的で持続的な研修の実施を確実にするための組織能力の向上が必要とされています。この協力は、同国のパイロット地域において、警察を対象とした研修実施体制の整備及び地域警察活動の実施体制整備を行うことにより、警察官の能力強化及び地域警察活動の定着を図り、警察官の業務の質の改善に寄与します。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)