ODA(Project for Strengthening Primary Teacher Pre-service Education in Mathematics and Science)
- 国名 パプアニューギニア
- 事業 技術協力
- 課題 教育
- 協力期間 2020年9月〜2024年9月
プロジェクト紹介
パプアニューギニア政府はこれまで、学校の増設や教育の無償化などを通じ公教育のアクセス拡大に取り組んできました。その結果、基礎教育における純就学率は2010年の約5割から2016年に約7割に上昇するなど着実な進捗がみられます。他方、女児の基礎教育の純就学率や中等学校への進学率は男児より低く、女児の就学・進学・継続的な学習機会の確保が課題となっています。また、児童の低学力が問題となっており、2015年の太平洋識字・計算力測定調査では、同国は太平洋地域13か国の平均(識字力46パーセント、計算力68パーセント)を大きく下回っていました(それぞれ23パーセント、51パーセント)。その要因の一つとして、教科内容や教授法に関する十分な知識を身に付けていない教員が多いことが明らかになっています。この協力は、初等教員養成校における理数科の学生用教材及び講師用指導書を開発することにより、全国15の初等教員養成校の理数科講義の質の改善を図り、初等教員養成校学生の理数科指導力の向上に寄与します。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)