ODA(Supporting the small-scale farmeres in the Eastern Region)
- 国名 エルサルバドル
- 事業 技術協力
- 課題 農業開発/農村開発
- 協力期間 2008年3月〜2012年3月
プロジェクト紹介
エルサルバドルは中南米諸国の中で最も人口過密で、自然資源にも乏しい国です。2004年の調査では全人口の34.6パーセント、農村部では43.7パーセントが貧困状態にあり、農村部では生産技術を持たない零細農民が貧困層の構成要素となっていました。特に、内戦で深刻な被害を受けた東部地域は、自給自足を主体とした農民が多く、同国の最貧地域の一つとなっていました。日本は、1999年から2004年にわたり中西部地域において技術協力を実施し、零細、中規模農民への農業技術支援を担う国立農牧林業技術センターを支援し、持続的営農システムと普及活動を改善し、研修実施体制を強化しました。今回の協力では、これまでの中西部地域における協力の成果に基づき、東部地域において、零細農民と野菜栽培組織が活用可能な野菜栽培技術、経営改善手段の特定と普及を図りました。これにより栽培技術や経営改善項目が確立され、零細農民の野菜栽培への支援体制が強化されました。その結果、東部地域における零細農民の野菜栽培による収入が増加しました。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)