スリムスリット(JS形)側溝(雑草防止工法)
第 22 回国土技術開発賞 創意開発技術賞
応募者 名:アーボ株式会社
技術開発者:〔アーボ株式会社〕 岡崎 晃浩
共同開発者:日本雑草防止工法研究会
技術の概要
「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」に対応した側溝に、雑草防止機能(雑草防止工法)を加えることで、自転車走行安全性を維持することができる安全性に優れた側溝。
スリムスリット(JS形)側溝(雑草防止工法)
技術の特徴
・製品露出幅を 90 ㎜と狭くし、天端勾配 2%と平坦性を確保した。
・スリット開口部を縁石際に設ける事で、自転車が通常載れない位置にした。
・縁石の基礎部分を製品本体に持たせた。
・表面は滑り止め仕様、湿潤時の滑り抵抗値が 75BPN 以上の滑り止め仕上げにした。
・バイコン製法(振動と圧縮を加え即時脱型する製法)のため、水セメント比が小さく(30% ~ 39%)高強度・高耐久な製品になる。
・雑草防止機能(雑草防止工法)を加えた製品。
技術概要 雑草防止工法
追跡調査結果例
技術の効果
■ 自転車の走行安全性の向上
・自転車の通行空間を確保(天端露出 90 ㎜)
・タイヤのはまり込み防止(スリット開口が縁石際)
・転倒防止(天端勾配 2%・表面の滑り抵抗値 75BPN 以上)
■ 走行安全性の維持
・防草効果により走行安全性の維持ができる(雑草防止工法)
■ 経済性の向上
・直工費が約 8%低減(縁石の基礎が不要)
・ライフサイクルコスト低減(高強度・高耐久なバイコン製法)
・除草コスト低減(雑草防止工法)
■ 工程日数の短縮
・工程日数が約 16% 短縮(縁石の基礎が不要)
■ 景観性の向上
・スッキリとした見た目(天端露出 90 ㎜)
・防草効果による景観維持(雑草防止工法)
経済性比較
工程日数比較
製法別比較(流し込み製法)