ODA(The Project for Sustainable Smallholder Irrigation Development and Management in Central and Southern Kenya)
- 国名 ケニア
- 事業 技術協力
- 課題 農業開発/農村開発
- 協力期間 2005年12月〜2010年12月
プロジェクト紹介
ケニアにおいて、貧困率は1990年の48パーセントから2001年には56パーセントに増加し、農業の成長率は1980年代の6.7パーセントから2002年には0.7パーセントに悪化しました。その上、人口増加率は依然として2.8パーセントと高いままでした。同国の国土の約80パーセントは低降雨量の乾燥地または半乾燥地であり、農業生産に適した土地は全国の約17パーセント程度にとどまり、予期せぬ干ばつの発生によって、同国の食料安全保障は危険に陥ることが予想されました。本協力では灌漑インフラの改善と灌漑用水利用者協会、水灌漑省灌漑排水局、及び農家の能力開発を通じて、多くの協力対象地域で本事業による持続的小規模灌漑手法が採用され、小規模農家の灌漑開発と管理体制が確立、生産量及び生産品種が増加するなど、同国の農業生産性向上と貧困削減に寄与しました。