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「九州新幹線列車脱線事故」事故報告書

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JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 RA2017-8-2
発生年月日 2016年04月14日
区分 鉄道
発生場所 九州新幹線 熊本駅~熊本総合車両所間 [熊本県熊本市]
事業者 JR九州旅客鉄道株式会社
(法人番号 6290001012621)
事故等種類 列車脱線事故
都道府県 熊本県
報告書(PDF) 公表説明資料
公表年月日 2017年11月30日
概要
九州旅客鉄道株式会社の九州新幹線博多駅発熊本駅行き6両編成の第5347A列車は、熊本駅到着後、回送列車として、平成28年4月14日(木)、熊本駅を定刻(21時25分)に出発した。その後、速度約78km/hで走行中に、運転士は、下から突き上げるような縦揺れを感じ、すぐにノッチオフして非常ブレーキ操作を行った。縦揺れの後、大きな横揺れがあった。列車が博多駅起点99k461m付近に停止した後、運転士が降車して床下を確認したところ、6両全ての車両が脱線していた。
熊本駅~熊本総合車両所間は、車掌が乗務せず、運転士のみ乗務していたが、死傷者はいなかった。
なお、平成28年4月14日21時26分ごろ、「平成28年(2016年)熊本地震」のうちの、熊本県熊本地方の深さ約11kmを震源とするマグニチュード6.5の地震が発生し、熊本県(益城町)で最大震度7を観測した。
原因
本事故は、「平成28年(2016年)熊本地震」のうちの、平成28年4月14日21時26分ごろ発生した地震の地震動を受けたため、列車が脱線したものと考えられる。
脱線に至る過程については、地盤の振動増幅により、事故現場付近の構造物直下に線路直角方向の大きな振動が加わったことに加え、構造物において車両にローリングを生じさせやすい振動数帯の左右の揺れを増幅したことにより、列車の各車両が左右に大きく揺れて左又は右車輪のフランジがレール上に乗るなどして、多数の輪軸がほぼ同時期に脱線したものと考えられる。
死傷者数 なし

 

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