ODA(Pasig-Marikina River Channel Improvement Project (Phase 4))
- 国名 フィリピン
- 借款契約(L/A)調印 2019年1月
- 事業 有償資金協力
- 借款契約額 379.05億円
- 課題 水資源・防災
プロジェクトの紹介
フィリピンは世界でも自然災害が多い国のひとつですが、マニラ首都圏は、沿岸低地であるため台風の影響を受けやすく、同地域の経済・社会活動は洪水により深刻な被害を受けてきました。同国政府は、過去50年以上にわたり排水や洪水対策に取り組んでおり、特にマニラ首都圏を貫流するパッシグ・マリキナ川の洪水対策は、2009年に発生した熱帯暴風雨オンドイによる甚大な人的・経済的被害に鑑み、重要かつ喫緊の課題となっています。この協力(フェーズ4)では、パッシグ・マリキナ川の河川改修および可動堰(マリキナ堰)の建設、並びに洪水に対する非構造物対策を実施することにより、マニラ首都圏中心部の洪水被害の軽減を図り、同地域の災害脆弱性の克服および生活・生産基盤の安定に寄与します。