2019-10-25 国土地理院
国土地理院では、平成29年4月の再噴火により、溶岩に埋没した一等三角点「西之島」を再設置するため、10月5日、6日に上陸しての測量作業を実施しました。
国土地理院では、海洋基本法に基づく海洋基本計画に掲げられた施策の一環として、平成28年10月に西之島へ三角点を設置しました。
平成29年4月の再噴火の際、西之島の測量の基準とした一等三角点が噴出した溶岩により埋没したため、今回、西之島に上陸して、一等三角点の再設置を実施しました。合わせて、島の南側に設置している三等三角点の再測量(改測)も実施しました。
国土地理院では、国土の保全・管理に資するため、引き続き国境離島の位置情報の整備を進めていきます。
離島の測量(高さ)の基準となる点についてはこちら
https://www.gsi.go.jp/sokuchikijun/ritohyokogenten.html
西之島現地測量の実施状況
一等三角点「西之島」でのGNSS観測と設置した三角点標識
一等三角点「西之島」でのGNSS測量機の設定準備の様子
平均海面を求めるためのブイをアンカーに固定するためロープを牽引中
南海岸から三等三角点「西之島南」へ溶岩地帯を移動中
三等三角点「西之島南」の再測量の様子
問い合わせ先
国土地理院 測地部 測地基準課
課長 岩田 昭雄
課長補佐 住谷 勝樹