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23年ぶりの大規模地熱発電所が運転開始

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2019-05-20 石油天然ガス・金属鉱物資源機構

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:細野 哲弘)の地熱資源開発資金債務保証を活用した湯沢地熱株式会社(本社:秋田県湯沢市、取締役社長:大泉 博幹 氏)の山葵沢地熱発電所が運転を開始しました。

 湯沢地熱株式会社は平成22年4月に秋田県湯沢市山葵沢地域における地熱開発を目的に設立され、平成27年1月からはJOGMECの地熱資源開発資金債務保証支援を受けて開発を進めてきました。

 本年5月20日、同社は山葵沢地熱発電所の運転を開始しました。本発電所は設備容量46,199キロワットのダブルフラッシュ方式(注)で発電を行うものです。出力10,000キロワットを超える大規模地熱発電所の稼動は国内では23年ぶりとなり、本邦では4番目の規模の地熱発電所になります。発電した電力は全量を東北電力株式会社へ売電します。

 今後も、JOGMECは地熱資源開発の促進を図るため、国内で地熱資源開発を行う本邦法人に対し、積極的な支援を行って参ります。

(注)ダブルフラッシュ方式

生産井から得られた一次蒸気及び熱水を減圧することによって得られる二次蒸気により発電するシステム。国内では、八丁原発電所(大分県)、森発電所(北海道)で採用されている。

事業会社の概要

名称:湯沢地熱株式会社

設立:平成22年4月12日

所在地:秋田県湯沢市秋ノ宮字堰ノ口135番地4

取締役社長:大泉 博幹

事業会社の株主構成(令和元年5月現在)

電源開発株式会社:50%

三菱マテリアル株式会社:30%

三菱瓦斯化学株式会社:20%

発電所の概要

発電所名称 山葵沢地熱発電所
発電所所在地 秋田県湯沢市高松字高松沢

および秋ノ宮字役内山国有林内

設備容量 46,199キロワット

(債務保証対象事業採択時の

42,000キロワットから変更)

発電方式 ダブルフラッシュ方式
運転開始日 令和元年5月20日

山葵沢地熱発電所の建設地(位置図)

(提供:湯沢地熱株式会社)

山葵沢地熱発電所全景

(提供:湯沢地熱株式会社)

この記事に関するお問い合わせ先

地熱事業部 開発課野中、乙丸

総務部 広報課高橋

 

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