ODA(The Project for Comprehensive Assessment and Conservation of Blue Carbon Ecosystems and Their Services in the Coral Triangle(Blue CARES))
- 国名 フィリピン
- 協力期間 2017年4月~2022年3月
- 事業 技術協力
- 課題 自然環境保全
- 対象国:インドネシア
プロジェクトの紹介
生物多様性が高いコーラル・トライアングルと呼ばれる地域の中心に位置するフィリピンおよびインドネシアは、豊かなブルーカーボン生態系(マングローブ林、海草藻場、沿岸湿地)を有し、それは地球上の炭素循環において重要な役割を果たしています。一方、沿岸部に居住している住民にとって沿岸海洋資源は重要な生計手段です。両国の貧困に起因する環境資源の搾取、経済成長に伴う水質・海洋汚染の拡大などにより沿岸部の生態系破壊や生活環境の劣化が問題となっています。また、ブルーカーボン生態系の保全や気候変動適応策と地域の持続的発展を両立させるための政策立案や意思決定に必要な科学的基礎情報は未整備です。この協力では、ブルーカーボン動態を解明し生態系サービスの包括的評価を行い、全国規模ネットワークシステムの展開とブルーカーボン戦略の提言を行うことにより、その戦略実装のための体制整備を図り、ブルーカーボン生態系保全活動の実施に寄与します。
事業評価情報
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)