ODA(Improving Small-scale Farmer’s Market-oriented Agriculture Project (ISMAP) Phase 2)
- 国名 エジプト
- 事業 技術協力
- 課題 農業開発/農村開発
- 協力期間 2022年12月
プロジェクト紹介
エジプトの農業は、増加する人口への食糧供給や雇用確保の観点から重要な産業に位置づけられています。地方部の農業セクター就業者に貧困層が多いことから、貧困の削減と格差の解消のために農業生産性を高め、農民の所得と生活水準を向上させることが重要な課題となっています。特に小規模農家は気候変動や国際市場の混乱等により生じる食料危機のリスクに対して脆弱です。
本事業は、上エジプト地域のミニア県、アシュート県、ソハーグ県とデルタ地域の1県で、先行案件で開発されたISMAPアプローチの改訂・実践をし、関係機関やプログラムとの連携を通じた農業普及計画の策定・実施することにより、小規模農家の生活改善に資するエジプト全土に普及可能なISMAPアプローチを確立します。これをもって農村コミュニティの生活を改善するためにISMAPアプローチの全国実施を目指します。
【上位目標】
ISMAP アプローチが、農村の生活改善のためにエジプト国内で実践される。
【プロジェクト目標】
小規模農家の生活改善に資する全国に普及可能な ISMAP アプローチが確立される。
【成果】
成果 1
既存のISMAP アプローチの成果と課題が明らかになる。
成果 2
ISMAPアプローチが改訂され、実施される。
成果 3
農業普及計画が関係機関や関係プログラムの協力を通じて、立案・実施される。
成果 4
ISMAPアプローチの経験・教訓が、農業土地開拓省の主導によりエジプト国内や中東諸国、近隣国に共有される。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)