ODA(The Project for Compound Disaster Risk Reduction associated with Large Earthquakes and Tsunamis)
- 国名 中南米地域
- 事業 技術協力
- 課題 水資源・防災
- 協力期間 2023年6月~
プロジェクト紹介
メキシコおよびエルサルバドル太平洋沿岸部には、持続的発展に不可欠な物流拠点・観光地を含む国際港湾都市が形成されています。同都市においては地震・津波による直接的な被害のみならず、災害事象がドミノ式に発生する複合災害、すなわち津波火災、化学物質の流出と津波による拡散、サプライチェーンを介した地域的・地球規模的経済被害が想定されることから、両国の主要港湾都市における災害リスク評価、リスクコミュニケーション、工学的な対策の提案を通じた災害リスクの軽減策が求められています。
本事業は、中米海溝の地震発生帯すべり挙動の解明、地震・津波に起因する港湾都市の複合災害リスク評価、減災対策能力の向上と社会実装の提案を行うことにより、地震・津波に対する工学的リスク軽減策と避難戦略・リスクコミュニケーション手法の開発と提案を図ります。これをもって、相手国政府、及び地方自治体、民間企業の防災施策へそれらが反映されることを目指します。
【上位目標】
総合的複合災害リスク評価結果に基づく被害軽減策が、相手国政府、及び地方自治体、民間企業の防災施策に反映される。
【プロジェクト目標】
地震・津波シナリオに基づく総合的複合災害リスク評価手法が開発され、工学的リスク軽減策と避難戦略・リスクコミュニケーション手法が政府、地方自治体、民間企業に提案される。
【成果】
成果1
中米海溝の地震発生帯すべり挙動の解明
成果2
地震・津波に起因する港湾都市の複合災害リスク評価
成果3
減災対策能力の向上と社会実装の提案
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)