ODA(Basrah Refinery Upgrading Project(V))
- 国名 イラク
- 事業 有償資金協力
- 課題 資源・エネルギー
- 借款契約(L/A)調印 2023年8月~
- 借款契約額 2030.6億円
プロジェクト紹介
イラクの石油セクターは、国家歳入の90%以上を占める基幹産業です。一方、戦災・老朽化等による既存製油施設の能力低下に加え、不安定な政治・治安情勢等の理由により、製油所の新設・改修に対して十分な投資が行われていません。このため、産油国でありながら石油製品を他国から輸入せざるを得ない状況です。
本事業では、イラク南部バスラ県の既存バスラ製油所において、流動性接触分解装置(FCC)を含むFCCコンプレックスを新設します。これにより、高品質石油製品の生産性を向上させ、石油製品の品質向上と需給ギャップの縮小、環境負荷の低減および関連技術の移転を図ります。
【事業の目的】
イラク南部バスラ県の既存バスラ製油所において、流動性接触分解装置(FCC)を含む FCC コンプレックスを新設することにより、高品質石油製品の生産性向上をとおして、石油製品の品質向上と需給ギャップの縮小、環境負荷の低減および関連技術の移転を図り、もってイラクの経済・社会復興に寄与するもの。
【事業内容】
1)FCC コンプレックスの新設(詳細設計、資機材調達(プロセス装置、各種設備機器等)、建設、試運転、技術支援等)
2)コンサルティング・サービス(詳細設計レビュー、入札補助、施工管理 支援等)
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)