ODA(Project for strengthening the fight against non-communicable diseases)
- 国名 セネガル
- 事業 技術協力
- 課題 保健医療
- 協力期間 2023年6月~
プロジェクト紹介
近年、セネガルでも疾病構造の変化が見られ、心血管疾患、糖尿病等の非感染性疾患(NCDs)患者が増加しており、同国の死因の42%を占め、診療関連費用は国民医療費の3割を占めています。NCDsの多くは慢性疾患であり継続的な治療を必要とするため、人々の健康の観点のみならず、医療財政の観点でも喫緊の課題です。
同国では、これまで母子保健や医療保障等の取組を進めていましたが、NCDs対策強化も急務となっています。このプロジェクトでは、医療従事者の能力強化、保健データ収集・分析の強化、患者や住民の意識向上のためのコミュニケーションの強化、ガバナンス強化の取組を行い、NCDsの予防、早期発見・治療、継続的治療が可能な保健医療サービス提供モデルの構築を目指します。JICAがアフリカで初めてNCDs対策に取組むプロジェクトです。
(1) 上位目標:
高血圧と糖尿病のスクリーニング/診断と治療/フォローアップの標準化パッケージが全国で展開される。
(2) プロジェクト目標:
高血圧と糖尿病のスクリーニング/診断と治療/フォローアップの標準化パッケージ及びそのマネジメントシステムが開発される。
(3) 成果
成果1:パイロットサイトにおける患者のスクリーニング、診断、治療、フォローアップの実施に関する医療従事者のパフォーマンスが向上する。
成果2:パイロットサイトにおいて、高血圧と糖尿病の二次予防のモニタリングと評価が改善される。
成果3:患者と医療従事者のコミュニケーションが強化されることにより、高血圧・糖尿病の二次予防の意識が高まる。
成果4:高血圧/糖尿病に関する効果的かつ持続可能な活動のためのガバナンスが強化される。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)