ODA(Project for Smallholder Horticulture Famer Empowerment through Promotion of Market Oriented Agriculture Phase 2)
- 国名 エチオピア
- 事業 技術協力
- 課題 農業開発/農村開発
- 協力期間 2023年8月~
プロジェクト紹介
エチオピアではGDPの4割を農業分野が占めますが、その多くは小規模農家による天水依存型農業であり、頻発する干ばつなどの自然災害に脆弱な状況と言えます。灌漑開発の進展、普及員による営農指導の浸透により野菜・果物の生産量は増加しているものの、小規模農家の市場アクセスは限定的で、適切な販売先を確保できないなどの課題もあり、生産量の増加が必ずしも収入向上に結びついていません。
本事業は、アムハラ州、オロミア州、シダマ州、中部エチオピア州、南部エチオピア州において、市場志向型園芸振興のため、「エチオSHEPパッケージ」を実践する政府機関の体制整備、現場での実施、及び他開発パートナー等との連携により、小規模農家の生計向上を図ります。
【上位目標】
政府、開発パートナー、NGO、その他機関によりエチオSHEPパッケージ(標準パッケージ及び簡易パッケージ)が広く持続的に実施され、対象農家の生計が向上する。
【プロジェクト目標】
エチオSHEPパッケージが実施された対象州で、対象小規模農家の生計が向上する。
【成果】
成果1
アムハラ州、オロミア州において、簡易パッケージを実践する体制(方針、予算、人員)が整備され、中部エチオピア州および南部エチオピア州とシダマ州では同体制が提案される。
成果2
アムハラ州、オロミア州において簡易パッケージの効果レビューが行われ、政府により継続的に実施される。
成果3
中部エチオピア州および南部エチオピア州、シダマ州において標準パッケージ実践による効果が確認され、簡易パッケージの実施が試行される。
成果4
開発パートナー、NGO、その他機関によりエチオSHEPパッケージが実施される。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)