ODA(Project for the Formulation of Southern Central Regional Plan)
- 国名 ブータン
- 事業 技術協力
- 課題 都市開発・地域開発
- 協力期間 2021年10月〜2023年12月
プロジェクト紹介
ブータンでは、日本の協力により、農村と都市のバランスのとれた開発を推進することを目的として、「全国総合開発計画2030策定プロジェクト」が実施され、2019年に全国総合開発計画2030(CNDP2030)が策定されました。CNDP2030は、国土全体の土地利用計画及び国土構造の姿を示すとともに、地域開発推進のための地域構造の分析や、経済回廊の提案等を含む産業開発に関する地域的な分析を通して、地域開発の方向性を定めています。その中でも、国土の西北部(首都ティンプーと国際空港のあるパロを中心とした都市圏地域)への人口集中緩和と地域間格差是正を促すことを目的に地域センター構想(注)が提案されています。しかし、地域センター構想を含む地域スケールの計画においては、同構想を実現するための法定計画の策定が必要となっています。この協力は、中南部地域において地域開発計画及び空間計画の策定を支援し、これらの計画を同国が全国展開していくためのガイドライン等を整備することにより、全国総合開発計画2030(CNDP2030)において提案された地域センター構想の具現化を図り、バランスの取れた国土開発が推進、地域間格差の是正に寄与します。
(注)地域センター構想とは、地域センター(連携中核都市)を中心に県センター(県都)、郡と階層的にサービス拠点を整備し、それらを公共交通などネットワークで結んでいく構想
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)