ODA(Project on Integrated Power System Development Plan)
- 国名 ネパール
- 事業 技術協力
- 課題 資源・エネルギー
- 協力期間 2021年6月〜2023年5月
プロジェクト紹介
ネパールは、水力資源が豊富で、経済的に開発可能な水力発電のポテンシャルが高いにもかかわらず、現状では電力需要を満たすだけの開発が進んでおらず、水力資源を十分に活用できていない状況にあります。電力開発が目標通り進展しない要因として、急峻な山岳地形等による発送電設備コスト、国の信用力と投資余力の制約及び民間資金活用制度の不備、独立系発電事業者への無計画な建設ライセンス付与、電力開発に関わる政府、規制機関及び電力公社等の間の連携の悪さ等が挙げられます。また、独立系発電事業者を含む関係機関が共有すべき、包括的な長期電力開発計画が策定されていないことも課題となっています。そのため、エネルギー・水資源・灌漑省(以下、MOEWRI)が主体となって電力開発計画を策定するとともに、開発計画の承認プロセスを明確にし、関係機関の調整機能を構築していく必要があります。この協力は、同国において、統合的電力システム開発計画の策定及びその手法に係る能力開発を行うことにより、MOEWRIの計画策定能力を強化するとともに関係機関間の連携を促進し、計画的な水力発電及び電力系統の開発、整備に寄与します。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)