ODA(Project for Efficient and Fair Disputes Resolution Mechanism and Legislative Drafting Capacity Development for Improving Business Environment)
- 国名 インドネシア
- 事業 技術協力
- 課題 ガバナンス
- 協力期間 2021年10月〜2025年9月
プロジェクト紹介
インドネシアにおいて民間企業が円滑に活動を行うためには、法が適正に制定され、明確かつ安定した法の適用・運用が確保されることが必要となっています。そのためには、適切な立法プロセスを経た上で、高い技術を持った人材が適切に法案を起草・審査をすることにより、現在の社会に適合した法令の整備、さらには、政策と法令間及び各種法令間の整合性の確保が求められています。また、紛争が生じた際に、紛争解決の最終手段である訴訟が公平かつ迅速に実施されることがビジネス環境改善には重要であり、法令の適切な解釈・適用のためには、インドネシアにおける裁判所の能力向上は急務となっています。この協力は、法令間の整合性確保にかかるドラフター(法案起草者)の研修内容の改善及びビジネス関連事件にかかる裁判官向けの研修や執務参考資料の整備を行うことにより、ドラフターの法案起草能力及び審査能力が向上するとともに、同国におけるビジネス関連事件の判決の論理性向上や裁判手続の改善を図り、ビジネス界における法的な予見可能性改善に寄与します。
[事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)