ODA:MASS TRANSIT SYSTEM PROJECT IN BANGKOK (RED LINE) (1)
- 国名 タイ
- 事業 有償資金協力
- 課題 運輸交通
- 借款契約(L/A)調印 2009年3月
- 借款契約額 630.18億円
プロジェクト紹介
タイの政治・経済の中心地であるバンコク首都圏では、アジア通貨危機後のタイの経済回復に伴う産業活動の活発化により、自動車に依存した交通システムが引き起こす交通渋滞や大気汚染が大きな問題となっており、環境負荷の軽減への取組みが必要となっています。
このような都市交通への対策として、バンコク首都圏では、大量輸送交通システム整備が計画され、スカイトレインや我が国の円借款で支援した地下鉄ブルーラインが運行されていますが、バンコク中心部のみの運行であるため路線距離が短く、依然として公共交通利用者全体の約75パーセントがバス交通に依存しています。このように、輸送需要への対応は限定的な状況にあり、今後も都市鉄道網の利便性の向上によるモーダルシフトを推進する必要があります。
この協力は、バンコク中心部において、大量輸送システム(レッドライン:バンスー~ランシット区間)の整備を行うことにより、増加する輸送需要への対応と交通渋滞の緩和及び大気汚染の改善を図り、地域経済の発展及び都市環境の改善に寄与します。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)