ODA(Project on Capacity Building for Disaster Risk Reduction through National Forest Fire Information System(NFFIS)and Eco-DRR)
- 国名 モンテネグロ
- 事業 技術協力
- 課題 自然環境保全
- 協力期間 2021年3月〜2026年2月
プロジェクト紹介
モンテネグロは国土の53.4パーセントが森林であり、乾燥期(夏季及び冬季)に森林火災が頻繁に発生しています。森林火災は、森林資源の減少や生物多様性に影響を与えるだけなく、土壌流出など他の自然災害の発生を招く可能性があり、対策の遅れは国土を脅威にさらすことになります。さらに、同国では自然災害の発生件数として暴風被害が約1割を占めており、海岸林の保全等が重要なものとなっています。これらの災害による被害を最小限に抑えるためには早期発見・対策が非常に重要であり、これには衛星画像を活用した上空から国土全体を監視するシステムの活用が有効です。この協力は、同国において、森林火災のみならず洪水などの災害に対しても効果のある拡張性を持つ国家森林火災情報システム(NFFIS)を開発・運用すること、及び森林の多様な機能を利用した「生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)」を展示的に試行することにより、森林火災及びその他自然災害の防災・減災にかかる政府関係者の能力強化を図り、同国における保護・救助システムの強化に寄与します。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)