ODA(Community Police Project)
- 国名 グアテマラ
- 事業 技術協力
- 課題 ガバナンス
- 協力期間 2021年3月〜2026年3月
プロジェクト紹介
グアテマラは麻薬組織や若者を中心としたギャング集団等による強盗、殺人、恐喝、窃盗等の問題を抱えています。2011年の10万人当たりの殺人発生件数は38.6件あり、2019年には21.5件まで減少したものの、一般犯罪が常態化し、市民への脅威となっています。また、1996年まで警察組織は軍事独裁政権下で人権侵害にも加担していたため、市民には警察への不信感が一般化していました。日本は技術協力「コミュニティ警察の普及を通した警察人材育成プロジェクト」(ブラジルとの三角協力)を2016年から2019年に実施し、パイロット警察署と全国の警察幹部に対し地域警察活動の普及と強化に取り組んだ結果、住民からの信頼が向上し、犯罪抑止や殺人件数減少に繋げています。今回の協力はグアテマラ県全域にプロジェクトサイトを拡大し、地域警察にかかる実施体制の整備、警察官教育カリキュラムの強化、警察官の能力強化、広報活動の強化を行うことにより、国家文民警察における地域警察活動の普及・定着を図り、治安の改善に寄与します。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)