ODA(Project on Promotion of Market-oriented Agricultural Extension System for Livelihood Improvement)
- 国名 ナイジェリア
- 事業 技術協力
- 課題 農業開発/農村開発
- 協力期間 2020年8月〜2024年8月
プロジェクト紹介
ナイジェリアのGDPに占める農林水産業の割合は約25パーセントと高く、GDP成長率は近年3パーセントを超える成長セクターとなっています。一方で、農家の市場アクセスは限定的であり、適切な販売先を確保できない、栽培技術が不十分、収穫時期が集中して価格暴落が起きてしまう等の理由により、農業生産増が農家の収入向上に直結していません。また、農林水産業に従事する労働者は就業人口の約7割であり、かつ、人口あたりの耕地面積は0.18ヘクタールと小規模農家が多いため、小規模農家の生計向上は重要な開発課題となっています。本事業は、対象州(20州)におけるSHEP(市場志向型農業振興)アプローチ(注)の普及メカニズムの確立及びプロジェクト実施州(20州から最大14州を選定)におけるSHEPアプローチと栄養改善推進の実施体制の構築を行うことにより、普及活動の質の向上を図り、普及活動の継続的な提供によって当国の農家の生計向上に寄与します。
(注)野菜や果物を生産する農家に対し、「作って売る」から「売るために作る」への意識変革を起こし、営農スキルや栽培スキル向上によって農家の園芸所得向上を目指すもの
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)