ODA(Indus Highway Construction Project (3))
- 国名 パキスタン
- 事業 有償資金協力
- 課題 運輸交通
- 借款契約(L/A)調印 2006年12月
- 借款契約額 194.55億円
プロジェクト紹介
パキスタンの主要経済都市であるカラチと北東部パンジャブ州とを結ぶ路線である国道5号線は交通量が年々増加し、経済活動のボトルネックとなっていました。インダス川西岸沿いのインダス・ハイウェイ(国道55号線)は、東岸の国道5号線と隣接して走る幹線道路ですが、国道5号線と比較してカラチ-ペシャワール間の走行距離約500キロメートルを短縮するものでありながら、幅員が狭く、一部区間は未整備でした。そのため国道5号線に交通が偏重する傾向にあり、国道5号線上を通行する車両をインダス・ハイウェイに分散させ、同時にインダス・ハイウェイでは新道建設・拡幅を行い、南北基幹ルートの輸送力を増強させる必要性に迫られていました。本協力(第3期)は、インダス・ハイウェイの未整備区間(セワン-ラトデロ約200キロメートル)に新道を建設し、交通のボトルネックの解消を図りました。その結果、交通量の増加や所要時間の短縮を達成し、本事業区間において円滑な交通が実現されました。これによりインダス・ハイウェイ全体の効果発現及び沿線地域の経済発展に寄与しました。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)