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フィリピン:バンサモロ地域配電網機材整備計画

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ODA(The Project for Improvement of Equipment for Power Distribution in Bangsamoro Area)

国名 フィリピン
贈与契約(G/A) 締結 2017年3月
事業 無償資金協力
供与額  7.71億円
課題 資源・エネルギー

プロジェクトの紹介

ミンダナオ島の南西部(現在のムスリム・ミンダナオ自治区。将来バンサモロ地域となる予定)は、40年以上におよぶ紛争の影響もあり、フィリピン国内で貧困率が最も高い地域です。同地域の電気電化率は、同国平均87パーセントに比べ35パーセントと低く(2016年9月国家電化庁(NEA)資料)、同地域の経済発展の阻害要因となっています。国内都市部以外の配電事業は、NEAの下、各地域の電力共同組合(EC)が管理しており、バンサモロ地域でも7つのECが各管轄区域の配電網を管理していますが、老朽化が進み、配電設備の不具合による停電リスク、配電ロス率の高さが問題となっています。この協力では、同地域において配電網整備用機材を調達し、各ECの配電網整備能力強化および電力供給の基盤強化、安定を図ります。これにより、同地域の社会サービス向上および産業発展が促進され、「平和の配当」を同地域の住民が享受、実感することによる紛争再発予防に寄与します。

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