新たに地図記号 「自然災害伝承碑:」を制定し災害教訓の周知・普及に取り組みます
2019-03-15 国土地理院
国土地理院では、2019年度から「自然災害伝承碑※」の情報を地方公共団体と連携して収集を開始します。集めた情報は、国土地理院のウェブ地図「地理院地図」や2万5千分1地形図に掲載します。当院では本取組を通じて「災害への『備え』」を支援してまいります。
※自然災害伝承碑:過去に起きた自然災害の規模や被害の情報を伝える石碑やモニュメント
○昨年7月の西日本豪雨災害で甚大な被害を受けた広島県坂町では、111年
前に起きた大水害の被災状況を伝える石碑が現地に建立されていたものの、
地域住民にその伝承内容が十分に知られていませんでした。
○ これを踏まえ、これら全国各地に建立されている自然災害伝承碑の位置や
伝承内容を地方公共団体と連携して収集し、本年6月から国土地理院のウェ
ブ地図「地理院地図」で公開します。また自然災害伝承碑を表す新たな地図
記号を制定 し、本年9月から2万5千分1地形図に掲載を開始します。
○ 先人たちが現代に伝える災害の教訓を正しく知ることが、災害への「備え」
を充実させ、災害による被害の軽減に貢献するものと考えています。
自然災害伝承碑
(広島県坂町小屋浦地区)
地理院地図における表示イメージ
2万5千分1地形図における表示イメージ
(参考)「自然災害伝承碑」の取組 http://www.gsi.go.jp/bousaichiri/denshouhi.html
添付資料
問い合わせ先
国土交通省 国土地理院
基本図情報部 国土基盤情報調整官 石山 信郎
応用地理部 地理情報処理課長補佐 山崎 航