2019-01-19 国土地理院
提供情報一覧
- 空中写真
- だいち2号干渉SAR による解析結果について
- 口永良部島のGNSS連続観測結果
空中写真
口永良部島の噴火周辺の空中写真(斜め写真)を撮影しました。
・1月18日撮影
(地理院地図による閲覧)
だいち2号干渉SAR による解析結果について
国土地理院は、平成31年1月17日に発生した口永良部島の噴火に伴い、だいち2号のSARデータを使用して解析を行いました。 (平成31年1月18日12:54観測時点)
・1月17日の噴火に伴う顕著な地殻変動は見られません。新岳で火砕物の堆積とみられる非干渉領域が見られます。(図1)
図 | 1回目 ~ 2回目 |
衛星進行方向 | 電波照射方向 (照射方位) |
観測モード | 入射角 (中心) |
高解像度画像 (公表日) |
1 | 2018年10月26日 ~ 2019年 1月18日 |
南行 | 左(東) | 高分解能 | 34° | 2019年1月18日 |
図1:2018年10月26日~2019年 1月18日の解析結果(SAR干渉画像)
※今回の結果は速報であり、より詳細な分析等により、今後内容が更新されることがあります。
※干渉SAR の精度は一般的には数cm 程度とされています。また、衛星の観測条件が異なる場合、同じ地殻変動であっても、解析結果の見え方に違いが生じます。
※本解析のデータの一部は、火山噴火予知連絡会衛星解析グループの活動を通してJAXAから得られたものです。
解析:国土地理院 原初データ所有:JAXA
○参考資料
SAR干渉解析の原理(PDF形式:880KB)
非干渉(砂をまいたようなざらざらした模様)
衛星進行方向と電波照射方向による見え方の違い(PDF形式:100KB)
国土地理院干渉SARホームページ
SAR干渉画像の誤差
口永良部島のGNSS連続観測結果
口永良部島のGNSS連続観測結果
※GNSS連続観測によって得られる地殻変動状況は毎日更新しています。
※GNSS連続観測網(GEONET)の観測結果では、1月17日に発生した口永良部島の噴火による顕著な地殻変動は見られません。
観測値の欠測について
地殻変動グラフを見る際の注意点
問い合わせ先
(空中写真に関すること)
国土地理院基本図情報部
管理課長 齋藤 勘一
管理課長補佐 伊東 欣英
(GNSS連続観測結果に関すること)
国土地理院 測地観測センター
地殻監視課長 真野 宏邦
地殻監視課長補佐 都筑 三千夫
(だいち2号干渉SARによる変動に関すること)
測地部宇宙測地課長 宗包 浩志(むねかね ひろし)
地理地殻活動総括研究官 藤原 智(ふじわら さとし)