ad

ペルー:バナナ萎凋病の診断・警戒システムと発病制御戦略の構築と実装

ad
ad
ad

ODA(“The Project on Establishment of an Alert System for Fusarium oxysporum f. sp. cubense, the Banana and Plantain Wilt Pathogen, and Mitigation Strategy of the Disease”)

ペルー:バナナ萎凋病の診断・警戒システムと発病制御戦略の構築と実装

国名 ペルー
事業 技術協力
課題 農業開発/農村開発
協力期間 2023年7月

プロジェクト紹介

ペルーにおいてバナナは主に国内市場向けと自家消費用として生産されており、その生産者は小規模農家が多くを占めています。特に、主要な生産地のひとつである熱帯雨林地域(セルバ)では、小規模農家の貴重な現金収入源となっています。バナナ生産に大きな影響を与える病害として、バナナ萎凋病菌(あるいはパナマ病菌)によって引き起こされる、バナナ萎凋病が挙げらます。近年、新型萎凋病菌が、フィリピンをはじめ世界各地のバナナ生産地で確認されるようになり、新型萎凋病菌に対しては、前述のような積極的な防除手段がなく、そのパンデミックと被害の拡大は、世界が直面する食用植物生産上の最重要課題の 1 つとなっています。
本事業は、ワヌコ州レオンシオ・プラド郡ティンゴ・マリアおよび周辺において、バナナ萎凋病の診断・警戒システムの確立、萎凋病抵抗性・耐病性品種の選抜、病原フリー苗生産及び頒布システムの構築、生物農薬等を用いた低環境負荷型制御技術の開発を行います。それらをペルーにおける「萎凋病総合管理パッケージ」として中央政府および対象地域の地方自治体やバナナ生産関連団体等へ提案し、もって、その病害管理対策がセルバのバナナ栽培地域において実践され、バナナ生産の安定化を図ります。

【上位目標】
病害管理対策がセルバのバナナ(生食用バナナおよび調理用バナナ)栽培地域において普及技術として採用され、農家に活用される。

【プロジェクト目標】
「バナナ萎凋病総合管理パッケージ」が現地で有用な技術として提案される。

【成果】
成果1
圃場レベルおよび分子レベルのバナナ萎凋病診断・警戒システムが確立され、実用に供される。
成果2
萎凋病耐病性バナナ(生食用バナナおよび調理用バナナ)アクセションが選抜、および、突然変異誘発によって萎凋病抵抗性バナナ系統が選抜される。
成果3
病原フリー苗生産及び頒布システムが構築される。
成果4
病害発病抑止土壌を構成する有効な微生物エコシステム(土壌微生物叢)が解明される。
成果5
微生物あるいは微生物エコシステム等を活用した環境への影響が少ない生物農薬あるいはバイオスティミュラント等が開発される。

事業評価

評価結果

(出典:外務省ODAホームページ、JICA)

ad
ODA
ad
ad


Follow
ad
ad
タイトルとURLをコピーしました