ODA(Project for Strengthening Maternal and Child Health Services Phase 2)
- 国名 ブルンジ
- 事業 技術協力
- 課題 保健医療
- 協力期間 2023年10月~2026年10月
プロジェクト紹介
ブルンジは、妊産婦死亡率、新生児死亡率、5歳未満児死亡率が他のサブサハラ・アフリカ諸国と比較しても高く、母子保健の改善は急務とされています。その上で、ブルンジ保健・エイズ対策省では、2005年から緊急産科・新生児ケア(EmONC)サービスにかかる医療従事者への研修を開始し、妊産婦・新生児ケアへのアクセス拡大と質の改善に取り組んでいますが、医療従事者の能力やEmONCサービスの質がいまだに十分ではありません。
本事業は、EmONCメンターシップモデルの整備と全国展開戦略の策定、KAIZENを取り入れた妊産婦・周産期死亡サーベイランス(KAIZEN-MPDSR)の強化と全国展開戦略の策定、施設用及び家庭用保健記録(母子手帳含む)の効果的活用を促進するものであり、これにより、対象地域の保健施設が提供するEmONCサービスの質の改善を図り、もってブルンジ国の妊産婦及び新生児の健康状態の改善を目指すものです。
【上位目標】
緊急産科・新生児ケア(EmONC)の質の改善を通じて、ブルンジの妊産婦及び新生児の健康状態が改善される。
【プロジェクト目標】
対象地域の全リファラル・レベルにある保健施設が提供する EmONCサービスの質が改善される。
【成果】
成果1:国家標準 EmONCメンターシップモデルの実施により、全リファラル・レベルの保健施設にて EmONC サービス提供にかかる保健施設の能力が向上する。
成果2:KAIZEN を応用したMPDSR(KAIZEN-MPDSR)モデルが全リファラル・レベルの保健施設に展開される。
成果3:継続ケアにかかる施設・家庭用保健記録ツールの効果的な活用により、保健センターを含む保健施設における質の高い EmONCケース・マネジメントが実施される。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)