ODA(The Project for Elimination of Lymphatic Filariasis Phase 2)]
- 国名 パプアニューギニア
- 事業 技術協力
- 課題 保健医療
- 協力期間 2023年4月~
プロジェクト紹介
パプアニューギニアは、世界保健機構(WHO)の指定する顧みられない熱帯病(NTDs)の一種であるリンパ系フィラリア症(LF)の蔓延国の一つと認定されています。このような状況の中、LFの伝播を阻止するための駆虫薬の集団投薬(MDA)を実施していく方針を打ち出し、全国でLF制圧を実現するために取り組みを続けています。
本事業は、パプアニューギニアにおいて、保健省のLF対策実施能力の強化、MDA実施運営能力の開発・強化、TAS(MDA実施後の感染拡大状況把握のための定点調査)実施運営能力の開発・強化、疾病管理と身体障害の予防活動のための能力向上を行います。これによって、LF対策の強化と全国拡大に向けた制度化を図り、感染拡大を阻止します。
(1)上位目標 パプアニューギニアにおいて、LF の感染が減少する。
(2)プロジェクト目標 対象州における LF 対策を通じ、全国的な展開に向けて LF 対策の実施体制が 強化される。
(3)成果
成果1: LF 対策の実施に係る保健省の能力が強化される。
成果2: 対象州において、MDA の実施運営能力が開発され、強化される。
成果3: 対象州において、TAS の実施運営能力が開発され、強化される。
成果4: 対象州で 慢性リンパ浮腫患者等に対する疾患管理と身体障害の予防活(MMDP) のための能力が向上する。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)