2023-10-31 国土地理院
概要
最新の航空レーザ測量データを基に作成した基盤地図情報(数値標高モデル)1mメッシュ(標高)の提供を11月30日(木)に開始します。
解像度は1mであり、詳細な地形の起伏が表現されているため、浸水被害予測など、様々なシミュレーションで活用できます。
国土地理院は、平成20年から航空レーザ測量データを基にした基盤地図情報(数値標高モデル)5mメッシュ(標高)を整備・提供してきました。近年、高解像度の標高データへの需要が高まっており、航空レーザ測量機器の性能も向上しています。
デジタル社会の形成に向け、その基盤となる地理空間情報の充実や高度活用を図るために、今後は5mメッシュ(標高)と並行して、より高解像度な1mメッシュ(標高)の整備も進めていきます。
基盤地図情報(数値標高モデル)は、洪水、津波などの浸水被害の予測や土砂災害の危険性の調査、まちづくりなど、さまざまな分野で活用されています。1mメッシュ(標高)は5mメッシュ(標高)に比べて25倍の標高点密度を持ち、細かな起伏の表現力が増しているためより精度の高いシミュレーションが可能となります。これにより、ハザードマップの浸水想定や土砂災害警戒箇所の抽出精度の向上などが期待されます。
11月30日(木)に提供を開始する範囲は、国土地理院が令和2年度に実施した航空レーザ測量データを基にした東北地方太平洋沿岸部の約2,000km2です(資料2参照)。今後も航空レーザ測量データが得られた地域で整備していく予定です。
別紙資料
- 資料1_基盤地図情報(数値標高モデル)について[PDF形式:814KB]
- 資料2_11月30日(木)に提供を開始する範囲[PDF形式:80KB]
サンプルデータ
ダウンロードサイト
基盤地図情報(数値標高モデル)1mメッシュ(標高)は、11月30日から下記の基盤地図情報ダウンロードサイトにてどなたでも無償で入手できます。
- https://fgd.gsi.go.jp/download/(新規ウィンドウ表示)
問い合わせ先
国土交通省国土地理院
(基盤地図情報(数値標高モデル)1mメッシュ(標高)のデータに関すること)
基本図情報部 画像調査課長 宮沢 公一
画像調査課長補佐 下野 隆洋
(基盤地図情報(数値標高モデル)1mメッシュ(標高)のダウンロードに関すること)
地理空間情報部 情報サービス課長 志田 忠広
情報サービス課長補佐 北浦 一輝