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福岡県・大分県・秋田県で統計開始以来最大の被害

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平成29年の水害被害額(暫定値)を公表

2018/07/27 国土交通省
 国土交通省では、昭和36年より、水害(洪水、内水、高潮、津波、土石流、地すべり等)による被害額等(建物被害額等の直接的な物的被害額等)を暦年単位でとりまとめています。※1
平成29年の水害被害額(暫定値)は、全国で約5,310億円となり、平成20年~29年の過去10カ年で平成23年に次ぐ2番目に大きい被害額となりました。
都道府県別では、福岡県、大分県、秋田県の順に被害額が大きく、3県はそれぞれ昭和36年の統計開始以来最大の被害額となりました。

【被害の特徴】

◆水害被害額は、全国で約5,310億円(平成20年~29年の過去10カ年で2番目に大きい)
◆都道府県別の水害被害額上位3県は、以下のとおり。
1.福岡県 (水害被害額:約1,530億円)
2.大分県 (水害被害額:約580億円)   ※3県はそれぞれ昭和36年の統計開始以来最大の被害額
3.秋田県 (水害被害額:約410億円)
◆主要な水害による水害被害額及び概要
○平成29年7月九州北部豪雨等(水害被害額:約1,900億円)


(平成29年7月5日~13日に生じた平成29年7月九州北部豪雨等による被害額)
・九州北部では、平成29年7月5日の昼頃から夜にかけて強い雨域がかかり、短時間に記録的な雨量を観測した。
・福岡県、大分県では、洪水が大量の土砂や流木とともに氾濫し、甚大な人的被害、家屋被害が発生した。
・筑後川水系では、桂川流域にて3箇所で堤防が決壊したほか、小野地区で大規模な斜面崩壊、あか谷川たにがわで同時多発的な斜面崩壊が起きたことにより、大量の土砂や流木が流下し、被害が発生した。
○平成29年台風21号(水害被害額:約1,460億円)


(平成29年10月19日~24日に生じた平成29年台風21号による被害額)
・静岡県に上陸した台風第21号による影響で、近畿地方を中心に大雨となり、近畿地方では20箇所の観測所で日降水量の年間1位を記録した。
・東北から西日本にかけて、国管理河川11水系13河川、県管理河川41河川で被害が発生したほか、1都2府30県で土砂被害が発生した。
・本川水位のピークと支川の降雨のピークが重なる等により、和歌山県で1,000棟を超える大規模な浸水や、三重県で拠点病院や主要駅、観光施設の浸水など、大規模な被害が生じた。
※1 水害被害額の算出に当たって使用する係数(都道府県別家屋1㎡当たり評価額等)の平成29年単価の設定や都道府県からの報告内容の更なる精査等を行い、平成30年度末頃に最終的な取りまとめ結果を公表する予定です。

添付資料

報道発表資料(PDF形式)

お問い合わせ先

国土交通省水管理・国土保全局 河川計画課 関澤

 

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