ODA(Project for Capacity Development of Business Persons and Networking through the Kyrgyz Republic-Japan Center for Human Developmen)
- 国名 キルギス
- 事業 技術協力
- 課題 民間セクター開発
- 協力期間 2022年4月〜2026年3月
プロジェクト紹介
キルギスでは、鉱業以外にめぼしい産業が育っておらず、若年層を中心に海外に出稼ぎに行く者が多くなっています。そのため、同国政府は、中小企業（輸出志向企業）の育成に取り組み、増加する労働人口を国内で吸収することを目指していますが、十分な成果を上げられておらず、比較優位を有する産業の育成とそれを通じた輸出拡大が課題となっています。また、輸出競争力の強化のための販売・流通等サービス業を含めたビジネス振興も必要となっています。このような状況の中、日本政府は、1995年に開所されたキルギス日本人材開発センター（KRJC）に対し、現地の経営人材の育成並びに日本とキルギスの関係強化を継続的に支援してきました。しかしながら、現代的・市場志向型のノウハウ・ビジョンを持つ企業経営者及び企業に対する官民の支援人材は依然として不足しており、企業経営やマーケティング等のノウハウの習得支援を引き続き行う必要があります。また、ビジネス環境という点においても、キルギスの認知度は依然として低く、更なる情報発信と共に、人材交流を通じた自国のPRも重要となっています。
この協力では、KRJCのプラットフォーム化に向けた活動の着実な実施、キルギス企業の競争力に貢献する人材育成機能の強化、運営・財政基盤の改善を行うことにより、KRJCの産学官連携・ビジネス交流プラットフォームとして機能の確立を図り、日本・キルギスの様々な組織、人々を結び付けることに寄与します。
事業評価
（出典：外務省ODAホームページ、JICA)
