ODA(Project for Formulation of Power System Master Plan In Dar es Salaam and Review of the Power System Master Plan (2012))
- 国名 タンザニア
- 事業 技術協力
- 課題 資源・エネルギー
- 協力期間 2014年5月〜2016年3月
プロジェクト紹介
タンザニアでは、電力需要の拡大に対して、電力設備の新設や既設設備の維持管理は必ずしも適切に行われてきませんでした。そのため、タンザニア全土の電力供給を担うタンザニア電力供給公社(TANESCO)が保有する設備の多くが老朽化し、慢性的な過負荷状態にあり、独立系発電事業者からの電力購入を余儀なくされ、営業赤字は深刻な状況になっていました。タンザニア政府は、2008年から25年間を見通した「全国電力システムマスタープラン(PowerSystemMasterPlan:PSMP)」を策定し、2012年にはその改訂も行いましたが、電力需要予測、電源開発計画、系統解析、系統計画等が確かなデータに基づいておらず、PSMPはマスタープランとして十分ではありませんでした。また、首都ダルエスサラームに関しては、日本の調査協力を通じて送配電網整備のマスタープランを策定しましたが、その後更新されず、ダルエスサラームにおける電力重要の拡大に対応していませんでした。
この協力では、全国電力システムマスタープラン(PSMP2012)の見直し、及びダルエスサラーム電力システムマスタープラン(ダルエスサラームPSMP)の策定を行うことにより、同国の電力安定供給に資する電力開発の円滑な実施に寄与しました。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)