ODA(Project for Strengthening Post-graduate Training for Medical Doctors and Nurses)
- 国名 モンゴル
- 事業 技術協力
- 課題 保健医療
- 協力期間 2021年1月〜2024年12月
プロジェクト紹介
モンゴルでは、政府が新卒医師に対して地方の一次及び二次レベル医療施設での2年間の勤務を義務付け、地方における人材不足の解消に努めてきました。しかし、新卒医師は、臨床経験の不足や不十分な臨床研修により、適切な診断や治療を行うことができず、受診者が地方部からウランバートルの三次医療施設に直接搬送されるケースが増加していました。このため、日本は、技術協力プロジェクト「一次及び二次レベル医療施設従事者のための卒後研修強化プロジェクト」を実施し、地方部における総合診療研修の導入に協力しました。その結果、地方部でも医師の育成を行う仕組みが整備され、行政レベルでの卒後研修の管理能力も強化されましたが、総合診療研修制度の全国への普及のためには、未だ多くの課題が残っています。この協力では、全国での質の管理された医師への総合診療研修の提供、看護師及び助産師の卒後研修の強化と質の改善、保健医療人材の卒後研修管理能力の強化を通じ、医師、看護師及び助産師の卒後研修システムの強化を図り、医師、看護師及び助産師によって提供される保健医療サービスの質の向上に寄与します。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)