ODA(The Project for Capability Enhancement for High Quality Weather Observation, Forecast, Warning and Information in the Philippines)
- 国名 フィリピン
- 事業 技術協力
- 課題 水資源・防災
- 協力期間 2021年2月〜2024年2月
プロジェクト紹介
フィリピンは、1年を通じて熱帯低気圧、南西・北東モンスーンに起因する様々な気象災害に見舞われています。2005年からの10カ年で自然災害によって約2万人が死亡・行方不明となり、約7,500万人が被災、1,829億ペソの経済損失が生じるなど自然災害被害は甚大であり、同国の社会・経済に致命的な影響がもたらされています。同国ではフィリピン気象天文庁(PAGASA)が、災害を引き起こす気象現象を監視し、国の防災管理体制の中で気象に関する情報を提供する役割を担っています。日本はPAGASAに対し無償資金協力や技術協力により、気象観測機器のメンテナンス及びデータの品質管理や、衛星画像解析利用等の能力向上を支援しました。今回の協力は、地上気象観測システムの維持管理能力向上や定量的降水量推定・降水ガイダンスの開発等を行うことにより、高品質な観測・予報・警報および情報を提供する能力の強化を図り、これらの情報が気象災害軽減のために国レベルと地方レベルにおいて広く活用されることに寄与します。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)