ODA(Project for Smallholder Empowerment and Agribusiness Promotion (SHEP Biz))
- 国名 ケニア
- 事業 技術協力
- 課題 農業開発/農村開発
- 協力期間 2020年12月〜2025年12月
プロジェクト紹介
ケニアの農業セクターは、GDPの33パーセント、輸出額の62パーセント、農業従事者数、利用農地面積、農業生産高の約3分の2を小規模農家が占める主要産業です。地方人口の7割が農業に従事しており、更なる経済発展のためには地方部における農業セクターの成長が不可欠です。同国政府は2019年に策定した農業セクター構造転換及び成長戦略(2019年~2029年)において、小規模農家の収入向上、そして農業生産量増と高付加価値化に取り組むとしています。その実現のために、成長性の高い13の優先作物が選定され、中小農業関連企業(アグリビジネス企業)による小農支援、農業・食品加工団地の設立及び運営が構想されていますが、原材料である農産物の品質と供給量の確保、そのための幅広い関係者間の連携が鍵とされています。本協力は、同国の地方部において、SHEPアプローチ(注)を通じた小規模農家の収入向上とアグリビジネス企業活動支援を行うことにより、アグリビジネス支援能力の向上を図り、同国地方部の生計向上に寄与します。
(注)農家の意識を「作ってから売る」から「売るために作る」へと変革し、農家自ら実践するための支援の考え方や手法。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)