ODA(Project for Capacity Enhancement of Water, Sanitation and Hygiene Management for a Better Life)
- 国名 ケニア
- 事業 技術協力
- 課題 水資源・防災
- 協力期間 2024年4月
プロジェクト紹介
ケニアは国土の8割以上を乾燥・半乾燥地が占めており、気候変動の影響を受けやすい環境にあります。特に地方部の水アクセス率(改善された水源にアクセス可能で、かつ取水時間が待ち時間を含め往復30分以内)は52%と、都市部の87%と比べて低いことに加え、アクセス改善に対する政府予算は非常に限定的です。水アクセス率の改善には、給水施設を新たに建設することも必要ですが、既存の施設を改善し、施設の寿命を延ばすことや、待ち時間の削減などの利用者の利便性を高めることも有効なアプローチです。
本事業は、ケニアの対象郡において、ハンドポンプにソーラーパネルなどを設置し動力化を行います。これにより、給水量や給水人口の増加、水汲み労働の軽減などを、新規井戸掘削と比較して効率的に実現することが期待されています。また、このような既存の給水施設の改善について実践を踏まえたガイドラインを作成し、対象郡の地方給水施設の改善や管理に関する能力強化を図ります。
事業評価
(出典:外務省ODAホームページ、JICA)