ad

建設現場の安全性と効率性を飛躍的に向上する ジブクライミングクレーン向け運転支援システムを開発

ad

2025-02-18 IHI

IHI運搬機械株式会社(所在地:東京都中央区,社長:赤松 真生)は,ジブクライミングクレーン(以下,「JCC」)の操作における安全性および効率性を飛躍的に向上させる運転支援システム(以下,「本システム」)を開発しました。本システムは,産業リーシング株式会社様(所在地:東京都千代田区,社長:吉川 和宏)のご協力のもと,当社安浦工場にて実機を使用した検証を実施しております。
本システムは,少子高齢化に伴う建設業界の労働力不足や熟練者の減少といった課題への解決策として,以下の4つの機能(※1)を通して,JCCオペレーターの運転を支援し,非熟練者でも熟練者に劣らない安全・安定的・効率的な操業を実現することができます。

  1. 微速巻上・巻下機能
    吊荷の高さを精密に調整することで,作業の品質を大幅に向上させます。
  2. 水平直交操作機能
    基準線に対する位置合わせを簡易かつ正確に行えるようサポートし,作業効率を向上させます。
  3. 宛先指定簡易自動運転機能
    反復的な作業を自動化し,作業時間の短縮に加えオペレーターの負担軽減が期待できます。
  4. 衝突防止機能
    最先端のモニタリング技術を用いて,複数JCCの稼働時における衝突リスクを未然に防ぎます。

本システムは,IHIが販売するJCCに標準搭載することを予定しております。
また,本システムはJCCのみならず,造船業界や風力発電業界などで使用されるさまざまなタイプのクレーンへの適用も検討しております。
本システムの開発では,HILS(Hardware In the Loop Simulator)と3Dデジタルツインを組み合わせ,実世界と仮想空間を融合したシミュレーションを行いました。これにより、制御システムの開発プロセスが効率化され、システムの信頼性向上に繋がりました。この技術は、橋梁工事や発電所、各種プラント工事の施工計画にも寄与できると期待しております。
IHIは、今後も革新的なソリューションを提供し続け,建設現場の安全性と効率性における新たな基準を確立し,業界のリーディングカンパニーとして社会に貢献してまいります。

※1:本システムの概要

建設現場の安全性と効率性を飛躍的に向上する ジブクライミングクレーン向け運転支援システムを開発

※2:HILSと3Dデジタルツインを用いたシミュレーションの様子

※2:HILSと3Dデジタルツインを用いたシミュレーションの様子

※3:実機を使用した本システムの検証の様子

※3:実機を使用した本システムの検証の様子

ad
0108交通物流機械及び建設機械
ad
ad


Follow
ad
ad
タイトルとURLをコピーしました